世界遺産アニ遺跡への拠点となる都市カルス | トルコ旅行

公開日 2022年11月17日 最終更新日 2024年2月11日

地図

地域

東アナトリア地域

人口

274,829人(2022年)

標高

1,768m

市外局番

474

概要
カルスの街並み

東アナトリア地域にある都市カルスは、アルメニア国境に接している人口30万人ほどの高原都市で、コーカサスとロシアの香りが漂う都市です。郊外にはアルメニア教会群が残されているアニ遺跡があり、2016年にユネスコ世界遺産リストに登録されました。

アニ遺跡とアルパ川/カルス

カルスは、厳しい気候状況であることから、手つかずの自然が残されており、放牧された乳牛からとれるチーズと、トルコでも指折りの品質を誇る蜂蜜がとても有名で、いずれも高級品です。

チェチル・チーズと蜂蜜とグラスフェッドバター/カルス

カルスは10世紀頃、コーカサス地方一帯を支配するバグラトゥニ朝アルメニアの首都で、人口10万人ほどが住む大都市でした。

バグラトゥニ朝アルメニア/Wikipedia

首都はカルスからアニに遷都され、王朝は200年ほど続きますが、モンゴルの侵略と1319年に発生した大地震で壊滅的な状況になります。その後、東ローマ帝国→オスマン帝国→ロシア→イギリス→アルメニアと、次々と支配者がかわっていくことになります。

旅のプラン
アニ遺跡のティグラン・ホネンツ教会/カルス

カルスを旅する目的は、カルス郊外にある世界遺産アニの遺跡のほか、中心部に残されたアルメニアの教会、チーズや蜂蜜のショッピングなどになりそう。アニ遺跡の観光は一日がかりですので、一泊以上を必要です。また、首都アンカラからカルスまでは、予約が困難なほど人気のイースタン・エキスプレスに乗車する、というのも最高の旅プランですね。

カルス城とキュンベット・モスク/カルス

冬は極寒で、夏は雨が多く涼しい気候です。カルスを訪れるなら当然夏がおすすめですが、カルスの夏はとても短い上、盛夏でも25℃ほどにしか届かず、夕方以降は上着が必要なほど冷えます。旅する際は、一枚多めに持っていくことをおすすめします。

主な観光スポット
中心部
ハサン・ハラカニの霊廟とエヴリヤ・モスク
郊外
ボーアテペ村とチーズ博物館
名物料理
地区一覧

カルス市の中心部は、カルス・メルケジ/Kars Merkeziです。

基本情報
アクセスと交通鉄道/飛行機/バス
空港カルス・ハラカニ空港/Kars Harakani Havalmanı
バスターミナルカルス・バスターミナル/Kars Otogarı
鉄道駅カルス駅/Kars Tren İstasyonu
市内の交通バス/ミニバス・ドルムシュ
動画
公式サイトhttps://kars.ktb.gov.tr/
その他情報
ギャラリー
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※参照データ/TUİK,KARS İL KÜLTÜR VE TURİZM MÜDÜRLÜĞÜ
※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。

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