公開日 2022年7月17日 最終更新日 2023年10月8日
地図
地域
黒海地域
人口
818,023人（2022年）
標高
300m
市外局番
462
概要
トラブゾンは、黒海地域でサムスンに次ぐ大都市であり、東黒海地域の中心となる街です。事実上、隣国ジョージアへの玄関口としての役割も担っています。鰯をはじめとした魚介料理やピデなどのグルメは有名で、”黒海の台所”と称されます。
トラブゾンは、古代からシルクロードの重要な交易都市として繁栄してきました。14世紀に入ってから、かの有名なマルコ・ポーロがトラブゾンを訪れたのですが、それは、トラブゾンがさまざまな文化・宗教・言語が交差する魅力溢れる街であったからに他なりません。
トラブゾンは、12世紀〜16世紀にかけて、トリビゾンド帝国の首都でした。トリビゾンドは、ビザンチン帝国の王族の一人である、コムノネス家によって建国された亡命政権です。トラブゾンとその周辺には、修道院をはじめとしたキリスト教文化が多く残されているのは、その影響なのだそうです。
その郊外には、黒海地域ならではの豊かな大自然があります。トラブゾン〜リゼにかけて、3000メートル級の山々や、”ヤイラス”とトルコ語で言われる高原や湖が数多く残され、トレッキングや登山、キャンプなどを楽しむ人々に人気のエリアです。
”黒海の台所”であるトラブゾンとその近郊では、ピスタチオ、お茶、各種野菜などの農作物の産地であり、鰯をはじめとしたシーフード料理でも有名です。
旅のプラン
トラブゾンで観光といえば、スメラ修道院とウズン湖。1泊2日の日程であれば、1日目にスメラ修道院へ行き、2日目にウズン湖とその周辺へ、といったプランが王道です。ですが、もしグルメな旅がお好きなら、中心部で街歩きをしながら、有名なピラフやアイスをいただくのもおすすめです。
ネイチャー・ツーリズムやトレッキングやキャンプがメインなら、トラブゾンを拠点にして隣接するリゼ市まで足を伸ばし、高原でのハイキングやロッジへの宿泊などもあわせてプランニングしてみるのもいいかもしれません。
トラブゾン中心部は横長です。宿泊をするのなら、ミニバス・ドルムシュの発着場所でもあるシェヒル・モスクを中心点に置いてホテルを予約するのがベストです。美味しいお店もこの周辺に多いですよ。
主な観光スポット
中心部
郊外
名物料理
トラブゾンを含む黒海地域の料理についてはこちらの記事をご覧ください。
地区一覧
トラブゾンの中心部は、Ortahisar(オルタヒサル)地区です。トラブゾン空港やバスターミナルもこの地区にあります。
基本情報
| アクセスと交通 | 飛行機/バス |
| 空港 | トラブゾン空港/Trabzon Havalimanı ※市内まではハワシュ（Havaş/空港リムジン）を利用可能。国内便の到着時刻後おおむね30分後を目安に出発。所要時間：30分、11TL（2021年10月現在）。 |
| バスターミナル | トラブゾン・バスターミナル/Trabzon Şehirarası Otobüs TerminaliTrabzon Otogarı ※新バスターミナルは、現バスターミナルと同じ地区内に2023年 |
| 鉄道駅 | ー |
| 市内の交通 | バス/ミニバス・ドルムシュ |
| 動画 | |
| 公式サイト | https://trabzon.ktb.gov.tr/ |
| その他情報 | ー |
ギャラリー
記事一覧
のび〜るチーズがそそる！クイマク（ムフラマ） | トルコ絶品グルメ
断崖絶壁にある修道院！スメラ修道院 | トラブゾンの人気観光スポット
※参照データ/TUİK,TRABZON İL KÜLTÜR VE TURİZM MÜDÜRLÜĞÜ
※この記事は、登録日（最終更新日）時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット（お店）の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ。
