トルコ版ピザ!ピデとラフマージュン
公開日 2023年2月12日 最終更新日 2024年5月6日
概要
ピデは生地に具材をトッピングして石窯で焼き上げる”トルコのピザ”、ラフマージュンは”スパイシーなひき肉のクリスピーピザ”です。どちらもトルコでは、ランチやディナーに食べられ、伝統的な料理ながら、ファストフード的な存在です。
余談ですが、日本でも最近、街中にあるケバブスタンドで、ラフマージュンを見かけることができるようになりました。見かけたらぜひ(^^)。
ピデ
ピデは一般的には船のような形をしているもので、ラフマージュンよりも厚めの生地で作られます。上に具材をトッピングした”イチリ・ピデ/İçli Pide”が主流ですが、具材をトッピングして生地で包む”カパル・ピデ/Kapalı Pide”があり、カパルピデは黒海地域の名物ピデです。
トッピングされるのは、チーズ、ひき肉、サラミ、トマト、ほうれん草、パプリカ、きのこ、卵、バターなどの具材と、にんにく、ハーブやスパイスです。ほとんどのお店には石窯があるので、職人さんが一つ一つ焼き上げる極上品。
ジューシーで少しスパイシーなピザは絶品です。他の料理もそうですが、ピデもまた、地域ごとに名物ピデがあって、特に、黒海地域のトラブゾン、サムスンなどは有名です。
ラフマージュン
ラフマージュンは、アルメニアやレバノン、シリアなどの地域一帯で食べられている料理で、トルコでも定番中の定番のメニューです。薄く伸ばした生地の上に、スパイシーな味付けのひき肉とトマトペースト、にんにくをのせて、オーブンで焼きあげます。
一般的には、レモン、パセリ、玉ねぎなどの生野菜がお皿に添えられています。地域やお店によっては、パプリカやナスが添えられていることも。お好みでレモンをしぼり、野菜をのせてくるっとまいていただきます。
薄いですが、サイズは直径15cmほどあるため、女性なら食べられないことがあります。ガズィアンテップのラフマージュンは絶品とされます。
チーズ、バター、スパイシーなお肉が、日本人には少しハードなので、コーラやファンタといった炭酸飲料を、個人的におすすめします。が、トルコ人たちにならってアイラン(ヨーグルトドリンク)もいいですね。
どちらも日本人にもぴったりハマる味なので、トルコを旅したらぜひ一度はご賞味ください。ちなみに、断食中に食べられる丸い食事パンは、”ピデ・エキメイ”とよばれ、また別のものです。
一覧
ピデ
ラフマージュン
ギャラリー
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