ハタイのアンタキヤ区 | トルコ旅行
公開日 2023年2月5日 最終更新日 2023年5月31日
地図
概要
トルコには、新約聖書のヨハネの黙示録に記される7つの教会、三位一体説の誕生、アブラハム生誕の地、など聖地が多数あります。ここアンタキヤは、パウロとペテロの2人によって、イエスを信じた人々に対して”キリスト教”という言葉が初めて使われた都市です。さらに、福音書を残したルカも、アンタキヤ生まれ。現存はしていないものの、アルメニアのエチミアジン教会に次ぐ、二番目に建造された教会であるアンティオキア教会もありました。また、モーセが杖で地面を突いて湧き出た水を受けて育った樹齢3,000年の大木もあります。これらの理由から、アンタキヤはキリスト教各派にとって重要な巡礼地の一つであり、カトリック、プロテスタント、ギリシャ正教会、シリア正教会、アルメニア正教会などがあります。
アンタキヤは古代、アンティオキアとよばれる都市でした。古代シリアの地中海岸に建設され、大総主教座が置かれ、 シルクロードの出発点であり、地中海交易と陸上交易の交わる重要な都市で、アンティオキアは繁栄を極めていました。教団としてのキリスト教が生まれ、聖ペテロが初代総主教とされます。キリスト教5大総主教座のうち、ローマ帝国時代に世界で一番権威があったのはアンティオキアでした。
アンタキヤとよばれるようになった都市は、現トルコのハタイ市にあります。最も繁栄していた時代を記憶する建物はほとんど残されていないのは残念なところですが、キリスト教初の教会となる洞窟教会が残されています。イエスが遣わした使者3人が眠る霊廟やハタイ考古学博物館も必見です。
旅のプラン
ハタイを旅するなら、日帰りではなく数日は滞在したいところです。拠点を構えるのは、ホテルの選択肢が多いアンタキヤ中心部がおすすめです。中心部にある洞窟教会や博物館を見物し、街歩きを楽しむだけで一日が終わります。レンタカーで運転が可能なら、サマンダーまで車を走らせて地中海岸をドライブや散歩をし、モーセの木やローマ時代のトンネルなどを見ることができます。せっかくハタイまで行くのでしたら、数日滞在がおすすめです。
主な観光スポット
基本情報
アクセス | 鉄道/飛行機/バス/ ※鉄道はイスケンデルン止まり。 ※空港があるのはアンタキヤ区内。 |
エリア内の交通 | バス/ミニバス・ドルムシュ |
動画 | |
公式サイト | https://www.antakya.bel.tr/ |
その他情報 | ー |
ギャラリー
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