トルコ土産の大定番!ターキッシュデライト(ロクム)
公開日 2022年11月1日 最終更新日 2023年11月14日
概要
ロクム(ターキッシュデライト)は、現地ガイドさんたちの説明によれば、「トルコ風ゆべし」です。地域によっては、ゆべしをご存知ではない方もいらっしゃるようです。日本で発行されている本では、“求肥”と記載されているようです。ロクムより求肥のほうがやわらかいイメージです。
独特の粘り強い歯ごたえが特徴のお菓子で、砂糖、でんぷん、レモン、塩、水などで作られます。ナルニア国物語の第一話で登場し、あまりの美味しそうなお菓子に、一躍有名になりました。欧米の子どもたちが好む”キャンディー”の一種でもあります。
ロクムは、ピスタチオなどのナッツの食感と相性がよいため、ロクムにはピスタチオやヘーゼルナッツなどのナッツ類が欠かせません。また、トルココーヒーには、口休めのお菓子としてロクムを添えるのが定番です。甘すぎないお菓子は、大人にも好まれます。
トルコ全土で食べられていて、ローズやココナッツのほか味のバリエーションも豊か。ローズやピスタチオなどのトルコで人気の食材を使ったロクムが人気のようです。
ちなみに、イスタンブールにあるロクムの老舗ハジュ・ベキルは、ロクムを生みの親であり、皇帝に献上した先駆け的存在ですので、一度は食べてみることをおすすめします。
他にも、黒海地域の世界遺産の街サフランボルのロクムは土産の大定番。サフランボル・ロクムはわりと爽やかな食感と味で、名産品であるサフランを使ったロクムは日本人にも人気のお土産になっています。サフランタットやイムレン・ロクムラルなどが人気店です。
また、グルメの街として知られるアフィヨンカラヒサルのロクムは、糖分控えめのロクムとして知られています。とくに名産品であるカイマク(ミルク・クリーム)を使ったロクムは大変美味です。無添加で品質のよいロクムを製造することで知られている名店イクバルがアフィヨン・ロクムの名店です。サフランボル・ロクムと、アフィヨン・ロクムは、トルコ特許庁において特許を取得しています。
ギャラリー
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