トルコのピクルス!トゥルシュとトゥルシュスユとは?
公開日 2022年7月24日 最終更新日 2023年10月12日
概要
トゥルシュはトルコ語でピクルスを意味します。きゅうりや人参といった一般的なピクルスのほか、ビベル(辛いまたは辛くない唐辛子)のピクルスは美味で、キョフテの付け合せによく出されます。そのままレストランの前菜としていただくこともあり、お酒のつまみとしても最高。または、イェンゲン・トストゥやクムルのように、サラミやケバブと一緒にサンドしていただきます。
ピクルスの漬け汁は、トゥルシュ・スユ(Turşu Suyu)といい、ビタミン、ミネラル、乳酸菌が豊富。そのため、トゥルシュ・スユは夏場に、塩分補給とリフレッシュ目的でよく飲まれます。
夏にトルコを旅すると必ず見かけるのが、トゥルシュの屋台です。トゥルシュはトルコ全土で食べられていますが、特に、イスタンブールのエミノニュでは、トゥルシュの屋台が夏の風物詩となっています。サバサンドとともにいただくとさっぱりします。
トゥルシュは、水、酢(またはレモン)、塩で作ります。トゥルシュ・スユの赤い色は、ビート(砂糖大根)や赤キャベツから出た天然の色なので、化学物質ではありません。というのは、トゥルシュ売りのおじさんの説明。後で調べたら本当だったので、安心していただけます。
トゥルシュを買い求めるトルコ人たちのお目当ては、野菜ではなく漬け汁の方。塩分があるので、なるべく控えめにいただきますが、一度飲むとクセになる味です。
または、地中海地域NO.1のグルメシティ・アダナ市では、シャルガム・スユ/Şalgam suyu とよばれる赤かぶの酸っぱいつけ汁と黒人参といただく習慣もあります。ピリッと辛いアダナケバブとの相性も抜群です。
ギャラリー
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