トルコの古代遺跡 | 世界遺産級の魅力あふれる遺跡たち

公開日 2022年4月1日 最終更新日 2024年5月20日

概要

現代では、テュルク民族が居住するアナトリアのエーゲ海や地中海沿岸は、古代、イオニア(古代ギリシャ)文明の都市国家や王国が勃興しては衰退し、を繰り返していた土地です。紀元前より残されている歴史の記憶は、遺跡となって至るところに点在しています。エフェス、トロイ、ベルガマ(ペルガモン)など、一度は耳にしたことがある有名な遺跡がずらり並びます。イタリアのローマなどの遺跡に比べて、かなり保存状態がよく、見応えがある遺跡が多いのも特徴です。

エフェソス遺跡

例えば、ツアーで入ることの多いエフェソス遺跡では、セルスス図書館やヘラクレス門、クレテス通り、公衆トイレなど見所が満載。図書館のフロントにある女神像、そして図書館の手前にある売春宿の広告が。さらにその奥には、公衆トイレがあるのですが、当時、トイレの中で演奏などが行われていたというガイドさんの説明でみんなが驚きます。

トロイ遺跡

未だ発掘が続けられているトロイ遺跡では、模造品のトロイの木馬がフォトスポットになっていて、最寄りの都市チャナッカレにはさらに大きく本格的に再現された木馬が登場。遺跡の近くに新しくオープンしたトロイ博物館がおすすめですが、ツアーではなかなかまわれないのが現状のようです。でも、世界各地に散らばった発掘品を取り戻す動きが出ているので、今後ツアーに追加されることもあるかもしれません。

ベルガマ(ペルガモン)遺跡/イズミル

当時、最先端の医療を提供していたベルガマ(ペルガモン)遺跡は、ケーブルカーで移動する広い遺跡。ベルガマ市内を一望する劇場が最大の見所です。

アフロディシアス遺跡/アイドゥン

地中海側には、世界遺産となったアフロディシアス遺跡クサントス・レトーン遺跡などのギリシャ神話に登場する女神のための街が遺跡となって残されています。また、都市国家連盟・リュキア連邦が残した遺跡もそこかしこに点在。サンタクロースで知られる聖ニコラウスが主教として活動していたミラ遺跡もあり、ヴァカンス中は多くの観光客が訪れます。

古代劇場/ボドルム・ムーラ

ターコイズブルーの海岸を持つトルコのリゾート地では、グレット(ガレット船)とよばれるボートを貸し切ってヴァカンスを楽しむ「ブルー・クルーズ」が定番です。古代遺跡は海岸沿いに残されていることが多く、ビーチ・アクティビティやオールインクルーシブのホテルに滞在しながら、こういった遺跡巡りをするのがおすすめです。

主な遺跡一覧

古代遺跡は大変多く残されていて、すべてを紹介することは難しいかもしれません。主な遺跡をまとめてみました。

エーゲ海地域
イズミル
デニズリ/チャナッカレ
ムーラ
アイドゥン
アフィヨンカラヒサル
地中海地域
アンタルヤ
ブルドゥル
メルシン
中央アナトリア地域
アンカラ
コンヤ
ネヴシェヒル
黒海地域
チョルム
東アナトリア地域
南東アナトリア地域
ガズィアンテプ
シャンルウルファ
マルディン/バトマン

※この記事は、登録日(最終更新日)時点の取材情報を元に作成しております。実際に訪れていただいた際、スポット(お店)の都合や事情により記載してある記事の内容と差異があることがあります。どうぞご了承くださいませ

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